オリーブをドライガーデンのシンボルツリーにするという選択肢
ドライガーデンにはさまざまな植物が使われており、ドライ、という言葉のイメージとは少し違う庭ができあがりやすいです。
また、ドライガーデンという名前から使える植物の数も少ないと思われがちですが、実際は決してそんなことはありません。
もちろん制限はありますがドライガーデンだからこそ使える植物もありますし、オリーブのように品種が多い植物もあります。
そこで今回は、ドライガーデンに向いている植物を改めて見ていきましょう。
□ドライガーデンに向いている植物の特徴
ドライガーデンを作ろうと思っても、どんな植物を買ったら良いのかすぐに思い付く方は少ないでしょう。
ドライガーデンは乾燥地帯をイメージした庭であり、それに即した環境に適応できる植物がおすすめです。
具体的な条件について見ていきましょう。
*日光を好む植物
ドライガーデンは乾燥地帯をモチーフにしていますが、乾燥地帯といえば基本的に日当たりが良いのが特徴です。
そうなれば、少ない日光と多くの水分で生きるような植物は向いていないかもしれません。
比較的乾燥していても生き延びられる、日光を好む植物を選ぶのがおすすめです。
*石と相性の良い植物
主観的かつ見た目の話になりますが、ドライガーデンには土や石も魅せた構成にする庭が多く存在します。
根元に石が置いてあってよく映えるような植物があれば、より雰囲気が出るでしょう。
*冬に強い植物にこだわる必要はない
おすすめというよりは考慮しなくて良いポイントです。
ドライガーデンとは高温で乾燥した地域を再現する庭のため、雪が降ったり厳しい寒さが続いたりする中で持続できる庭は多くありません。
冬に差し掛かるだけで枯れてしまうような植物はともかく、寒さに強いと謳う植物を選ぶ必要はありません。
ただし、見た目や直感で選んだ植物が寒さに強いのであればその植物を使うことをおすすめします。
モチーフやテーマにとらわれるより、好きな植物を選んだ方が楽しくガーデニングができるでしょう。
□ドライガーデンに向いている植物は具体的にどんなものがある?
ドライガーデンに向いている植物の特徴は今述べた通りです。
しかし、よほど植物に精通していない限りこれらの特徴を並べられてもピンと来ないでしょう。
具体的にはどんな植物が向いているのか、いくつかご紹介します。
1.サボテン
乾燥に強い植物といえば真っ先に答えが返ってくるであろう植物として、サボテンがあります。
砂漠に生えるサボテンの生命力はとても強いため、日光さえあれば暑くても寒くても水が少なくても育ちます。
そのため初心者にもおすすめしやすい植物です。
2.パキラ
中南米で生まれた暑くて日光の多い土地を好む植物です。
ドライガーデンとの相性は最高ですが、難点が一つ。
上手く育っていけば高さが20mにもなってしまうということです。
高ささえ抑えられればドライガーデンの中でも強い存在感を放ってくれるでしょう。
3.オリーブ
オリーブオイルで有名なオリーブの木もドライガーデンに向いている植物のひとつ。
大量の日光こそ必要なものの乾燥した土地でも育ちやすいため、極めてドライガーデン向きの植物です。
□オリーブとはどんな木?
ドライガーデンに向いている植物のひとつとして紹介したオリーブですが、木としての知名度はあまり高くありません。
これはどんな木なのでしょうか。
*オリーブの起源
オリーブは西アジアや地中海沿岸の一帯など広い原産地を持ち、約6000年前に栽培され始めた長い歴史を持っています。
温暖な気候こそ必要とするものの生命力が強く育てやすかったため、原産地だけでなく広い地域へと根付いて行きました。
その過程で新しい品種もどんどん生み出され、現在我々が知るオリーブへとなっていきました。
*オリーブと神話
オリーブはギリシャ神話にも登場します。
ギリシャ神話においてオリーブは女神アテナが作り出したとされ、同時にアテナのシンボルである木として扱われています。
有名なノアの方舟において、ノアが洪水の収束を確かめるために飛ばした鳩が木を咥えて戻ってきたエピソードをご存知でしょうか。
その木もオリーブの枝です。
*日本でのオリーブ
日本にオリーブがやってきたのは16世紀ごろ。
樽に入ったオリーブの実やオリーブオイルをキリスト教や宣教師が持ち込んだとされています。
その後オリーブの苗木が日本に渡ると神戸でオリーブの栽培に成功し、日本におけるオリーブの歴史が始まります。
海産物をオリーブオイルで漬けて保存することを目的として明治ごろにはオリーブの本格的な生産も始まりました。
このときにオリーブの産地となった香川県小豆島は、現在でも国内で栽培されるオリーブの実に90パーセント以上を作っています。
□オリーブにはどんな種類がある?
世界中に1000以上の種類があるとされるオリーブですが、日本の環境で栽培が可能なのはわずか60種類ほど。
また、育てやすいオリーブですがそのすべてがドライガーデンに向いているわけではありません。
どの種類のオリーブを使いたいのか、予め調べておくと良いでしょう。
1.ピクルス向きのオリーブ
育てやすいかつ日本で育てられるピクルス向きのオリーブとして「マンザニロ」は押さえておきたいところ。
スペイン語で小さなりんごという意味があり、まるでりんごのように丸みのある実から名付けられました。
風の強い地域であれば防風樹としても人気の高い「シプレッシーノ」もおすすめ。
シプレッシーノはピクルスに向いている実を付けますが、オリーブオイルにもなります。
2.オイル向きのオリーブ
日本向き、というより環境適応能力の高い品種として「フラントイオ」が存在します。
各地で生産されているため育てやすさはピカイチですが、育ちやすさから枝の剪定も頻繁に行う必要があります。
家庭で育てる場合は少し煩わしく感じるかもしれません。
3.実を付けやすいオリーブ
オリーブは基本的に2本ないと実を付けない木です。
しかし、中には1本でも実を付ける品種も存在します。
日本国内で最も多く栽培されている「ミッション」もそのひとつ。
狭い場所でも育てやすく、どこかで見たことのあるような落ち着いたシルエットをしているミッションは1本だけ育てるにはぴったりのオリーブです。
□オリーブをドライガーデンのシンボルツリーにするという選択肢
育てやすく種類も豊富で、平和の象徴とされるオリーブをドライガーデンに取り入れる際、シンボルツリーにするのはいかがでしょうか。
オリーブは品種にもよりますが細い幹が延びるものが多いため、足元に石やほかの植物を敷き詰めても自然に格好よくなります。
葉や枝が良く伸びる品種を選べば剪定で木を好きな形にイメージチェンジもできます。
サイズによっては玄関やベランダでも育てられるため、いつかドライガーデンを作ろう、という気持ちで先にシンボルツリーとなるオリーブの木を栽培しておくということもできます。
□まとめ
シンプルながらどこか心安らぐ雰囲気を持つオリーブの木。
素朴な色合いと形は自宅で見てもほっとして、神話でも登場するような木ならではの安らぎも得られます。
高さや葉の形、大きさ、色なども多くの種類があり、育てやすい木としても有名なオリーブは実が付けられない1本だけの木でも鑑賞用として十分な価値を持っています。
実を目的として2本揃えるのも、森のようにもっと多くの数を揃えるのもおすすめです。
ドライガーデンのシンボルツリーや玄関、ベランダなどで一本気を育てたいときの選択肢としていかがでしょうか。
約8400m2ある石置場には、様々な色•大きさ•形の石を全国から集めて、展示しています。
DIYで庭作りされる素人のお客さん•庭師•工務店•外構屋•インテリア•店舗•花屋•設計事務所等のお客さんが、石を使ったおしゃれな庭を作られています。
#揖斐川庭石センター
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