ドライガーデンにシンボルツリーを設置したいときの選び方
乾いたガーデニングとして有名なドライガーデンを作る場合、やはり大きく目立つシンボルツリーは欠かせない存在であると言えます。
しかし、極端な話をしてしまえば、自分自身がシンボルツリーであると言い張るだけで、それはシンボルツリーになります。
また、シンボルツリーとはガーデニングの上での分類のため木そのものを指すわけではありません。
このシンボルツリーとは具体的にどんな効果があり、どう選び、どんな実例があるのか。
簡単に見ていきましょう。
□庭づくりで重要なシンボルツリーとは?
シンボルツリーとはどんなものを指すのでしょうか。
シンボルというのだから庭の中心になるものだろう、ツリーと言うからには木なのだろう。
なんとなくそう察することはできるものの、シンボルツリーがどんな効果をもたらすのかについてはあまりイメージが湧きません。
シンボルツリーがあることでどんな変化がもたらされるのでしょうか。
1.家の雰囲気が決まる
まず、シンボルツリーがあることで庭の雰囲気が変わります。
コンクリートで埋められた庭と土の見える庭で雰囲気が変わるのはもちろんですが、そこに樹木や草、花などがあれば更に雰囲気は変わるでしょう。
そこにシンボルツリーとまで呼ばれる樹木が植えられれば、その雰囲気の変わり方は別物とまで言えます。
住宅をすっきりした印象にしたいのか、重厚な印象を与えたいのか。
それらによって求めるシンボルツリーも変わってくることでしょう。
2.空間に個性が生まれる
シンボルツリーは自然の中にある美しさや個性を庭という空間に持ち込んでくれます。
木の持つ匂い、色、高低差、音。
それらが庭に与えられることで、空間には個性が生まれ生き生きととし始めるでしょう。
3.木の変化で四季を楽しめる
シンボルツリーが落葉樹であれば夏には木陰を、秋には落ち葉が生まれます。
四季のある日本ならではの気温や湿度に合わせたシンボルツリーの表情の変化は非常に魅力的です。
春に咲く花、夏に青々と茂る葉、秋に実る果実、冬に栄養を溜め込む枝。
それらが季節の訪れを教えてくれれば、空調の整った部屋の中からでも四季を楽しめます。
□シンボルツリーにはどんな種類がある?
シンボルツリーの変化や魅力について見てきましたが、これらには具体的にどんなものが当てはまるのでしょうか。
大枠にはなりますが、ざっくりとした種類についてみてみましょう。
1.常緑樹
通常、木といえば春から夏にかけて葉をつけ秋に落葉し冬に枝のみとなる木をイメージするでしょう。
しかし、秋に落葉せず一年を通して青々とした葉を茂らせ続ける木があります。
それらを常緑樹と呼び、年間を通して変わらぬ存在感を庭にもたらし続けます。
なぜ秋になっても葉がなくならないのでしょうか。
常緑樹は葉が落ちないわけではありません。
常緑樹は常に葉が落ち続けており、同時に新芽が生まれ続けています。
そのため、秋以外の時期の掃除がやや大変というデメリットも存在します。
2.落葉樹
一方、葉を落とす木を落葉樹と呼びます。
四季の魅力である秋の紅葉の後、一斉に葉を落として冬を迎える木のことです。
春には新芽が芽吹き、花が開き、閉じた後には青々とした葉が木陰を作り、花の後には実を結び、葉は紅く染まり、冬の始まりには葉を落とします。
一年を通してさまざまな顔を見せてくれるため、やはり木を植えているという実感を得やすいでしょう。
一方、やはり秋の落ち葉は掃除が大変です。
□シンボルツリーの選び方
どんなシンボルツリーが良いか決まっていないけれど何か植えたい。
そう思っている方はどう選んだら良いかも悩んでいることでしょう。
どう選んだら良いのか、例をいくつか挙げてみましょう。
1.玄関の向きから選ぶ
木に限らず、すべての植物には育つのに適した条件があります。
その条件として必ず挙げられるものが日当たり。
太陽光のよく当たる場所に向く木や少し湿った場所に向く木、西日を避け、朝日に当たることを好む木。
玄関の向きに適した木を調べ、その中から選ぶと木も育ちやすく育てやすい、条件の良い木が選べます。
2.常葉樹か落葉樹か
先ほど述べたシンボルツリーの種類から選ぶのもありです。
このどちらを選ぶかにより日々の手間や風景、印象などががらりと変わります。
何を求めるのか、何を妥協できるかによって選択肢は大きく変わるものの、このどちらが良いのかは予め決めておくと選びやすくなるでしょう。
3.サブツリーも含めて考える
シンボルツリーをより主張させるために植えるサブツリーもセットで考えるとより全体の雰囲気が良くなるでしょう。
例えばどちらかを常葉樹にしたらもう片方は落葉樹にする、背の高さを変える、など考える点は多くあります。
また、サブツリーのほかにも敷地の境目を分かりやすくするための木、室外機や給湯器などを外から見えなくするための木など、なんらかの目的をもって設置したい木もあります。
それらもふくめて全体のバランスを考えながらシンボルツリーを選ぶと良いでしょう。
□ドライガーデンに向いているシンボルツリーとは
では、具体的にドライガーデンに向いているシンボルツリーとはどんなものなのでしょうか。
その全てを紹介することはできませんが、いくつか実例をご紹介します。
1.オリーブ
実のイメージが強いオリーブですが、一千年以上とも言われる寿命や細長い枝などシンボルツリーとしても大活躍してくれます。
一本だけでは実はならないため、落ちた実の掃除を手間に思う方にはより向いているかもしれません。
2.リトルジェム
20メートルまで成長するタイザンボクの仲間であるリトルジェムは3メートルから5メートル程度まで成長します。
シンボルツリーとしてはちょうど良いサイズ感で、暑さにも寒さにも強いため四季の温度差の大きな日本でも育てやすい植物です。
3.シュロ
日本にも自生しているヤシの木です。
日本原産のものと中国原産のもので少し差があるため、どちらが欲しいのかを明確にしてから買い求めましょう。
□シンボルツリーの注意点
シンボルツリーにも良いところしかないわけではありません。
最後にシンボルツリーを植える場合の注意点についてご紹介します。
1.定期的に手入れしなければならない
常葉樹であればよほど一気に葉が落ちることはありませんが、落葉樹では秋ごろに葉の掃除が必要です。
また伸びすぎた枝や葉を切る剪定をしたり、場合によっては木が好みの形になるよう切らなければなりません。
プロに頼むとなれば出費にもなるため、心に留めておくと良いでしょう。
2.成長速度を加味して考える
シンボルツリーと一口に言っても、木によって成長速度は大きく変わります。
あまりにも成長速度が早いと手入れが間に合わないかもしれません。
リスクも考えてシンボルツリーを選びましょう。
3.虫の寄りやすさを考える
木によって虫の寄りやすさは大きく変わります。
葉や実の食べられやすさだけでなく対策の有無、程度によってもどの程度の虫が寄ってくるかは変わるものの、やはり木の種類による差は大きいもの。
虫の被害を防ぎたい場合は最初からそのつもりでシンボルツリーを選ぶと良いでしょう。
□まとめ
シンボルツリーにはやはりある程度の大きさがあると見栄えも良くなりますが、現実として頭を悩ませる問題には、手入れや敷地の境界線のすぐ傍に枝があることによる隣人トラブルなど、木の大きさに由来するものも多くあります。
その場合はいっそある程度のサイズ以内で探してみたり、シンボルツリーの特徴が自分やその環境と相性が良いかを考えて探してみてください。
シンボルツリーは必ずなくてはならないものではありませんが、あるとないとでは庭の雰囲気が大きく変わります。
ぜひ庭に一本、シンボルツリーをおいてみてはどうでしょうか。
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