ロックガーデンの石ってどこで売ってる?効果やデメリットは?
近年、流行りを見せているDIYですが、その中でも手軽に行えるものとして挙げられるのが庭作りです。
小さな花壇からガーデニング、日本庭園からロックガーデンといったように、様々な庭づくりの形が定着しつつあります。
そこで今回は、ロックガーデンに焦点を当て、その石の入手方法や効果、メリット・デメリットについてご紹介します。
庭づくりを検討している方、ロックガーデンに少しでも興味がある方は必見です。
□ロックガーデンの石を選ぶ方法は?基準について解説します
ロックガーデンを作るにあたって、石をどう選べば良いかで迷う方は多いでしょう。
石の選ぶ方法と基準について
庭石は大きさだけでなく、置く場所の長さにアプローチしたものを選ぶ。
ただサイズが大きいだけではなく、質と品も兼ね備えたものを選ぶ必要があります。
和風の庭であれば自然石、洋風の庭であれば加工された切り石や直線の多い石を選ぶようにして、理想のスタイルに合わせた石が必要です。
石の美しさは、統一感だけでなく、自然石と加工された石の対比でも感じられます。
日本庭園ならではのコケがついた石と、機械で加工された石(敷石、延石など)直線の美を持つ人工石の組み合わせは、意外にも違和感なく映えて見えるのです。
砂利は、雰囲気に合わせたものを自由に選ぶと良いでしょう。
庭の雰囲気を変えたい、雑草対策をしたい、駐車場をキレイにしたい。そんなあなたのための、庭石・砂利選びの決定版ガイドです。この記事を読めば、もうホームセンターの石材コーナーで迷うことはありません!
ホームセンターは石の宝庫!目的別売り場ガイド
ホームセンターの石材コーナーは、大きく4つの「売り場」に分けて考えると非常に分かりやすくなります。あなたの目的に合わせて、最適な石を見つけましょう。
1. 「化粧砂利・玉砂利」売り場|庭をおしゃれに彩る
白玉砂利
特徴: 純白で丸みがあり、清潔感と高級感を演出します。和風・洋風問わずどんな庭にもマッチする万能選手です。太陽光を反射し、日陰の庭を明るく見せる効果もあります。
主な用途: 庭の小道、装飾、花壇のマルチング、アジアンテイストの庭。
五色砂利
特徴: 白、グレー、青、赤などが混ざったカラフルな砂利。濡れると色がより鮮やかになり、華やかな印象を与えます。
主な用途: 和風庭園、洗い出し、水回りの装飾。
黒玉砂利(那智黒石)
特徴: 深い黒色が特徴で、庭全体を引き締め、重厚感とモダンな雰囲気を与えます。水に濡れると艶やかな黒になり、その変化も楽しめます。
主な用途: 高級感のある和風庭園、モダンな庭のアクセント、景石の周り。
赤玉砂利(ピンク・イエロー系も含む)
特徴: 明るい赤やピンク、イエロー系の砂利は、庭を暖かく、洋風な雰囲気にします。レンガとの相性も抜群です。
主な用途: 洋風ガーデン、イングリッシュガーデン、コンテナ周りの装飾。
2. 「機能性・格安」売り場|駐車場や下地に最適
🪨 砕石(バラス)
特徴: 岩石を人工的に砕いたもので、角張っているのが特徴です。この角が互いに噛み合うことで地面がよく締まり、安定した地盤を作ります。非常に安価です。
主な用途: 駐車場、私道、防草シートの上に敷く砂利、コンクリートの下地。
3. 「特殊用途」売り場|防犯・防草のお悩み解決
🔊 防犯砂利
特徴: ガラスをリサイクルして作られた軽石のような砂利。踏むと「ジャリジャリ」と非常に大きな音が鳴るため、侵入者を威嚇し、防犯効果が期待できます。
主な用途: 窓の下、建物の裏手、敷地の境界線。
🧱 固まる砂(雑草ストッパー)
特徴: 砂にセメントのような固化剤が混ざっており、水をかけるとカチカチに固まります。雑草が生えるのを強力に防ぎつつ、見た目は自然な土のような風合いです。
主な用途: 雑草に悩まされる場所全般、通路、お墓周り。
4. 「ロックガーデン・アクセント」売り場|庭の主役になる石
🗿 割栗石・ロック
特徴: 砕石よりも大きく、ゴツゴツとした存在感のある石。ドライガーデンやロックガーデンの主役になります。
主な用途: ロックガーデン、ドライガーデン、土留め、景石。
専門家からのアドバイス: ホームセンターの品揃えは限られます。より個性的で高品質な景石をお求めの場合は、私たちのような石材専門店にご相談ください。
□ロックガーデンの石はどこで買える?販売先をピックアップ!
1.ホームセンター
石を買う場所として身近なのは、ホームセンターです。
取り扱いの種類はそこまで多くないものの、近年のDIYの高まりから大きな所へ行けば、それなりの物は揃えられます。
2.ネットショップ
近くにホームセンターがない方や、ホームセンターで目当ての石がなかった場合に便利なのが、ネットショップです。
Amazonや楽天市場などで購入すれば、種類が豊富且つ値段がそこまで高くないのがポイントです。
また、石の見た目はもちろん、施工例や他の石との比較例も見られるため、必要な石のサイズや用途が決まっている方は、ネットショップでの購入が適しているといえるでしょう。
原産地が日本でない場合がほとんどのため、日本製の石が良い方はネットショップではなく、別の場所での購入をおすすめします。
3.建材屋
「建材屋」とは、砂・砂利・コンクリートブロックやセメントを主に扱っている地域の企業です。
敷地内にある素材をトラックに積み込んで購入する、いわゆる業者向けのスタイルでの販売がほとんどですが、個人でも購入可能な場所がほとんどでしょう。
ただ、地元の企業であるため、近くの砕石場からしか仕入れていないことがほとんどです。
ロックガーデン用の石が必ず取り扱われているわけではない点と、種類が限られている点を踏まえると、ホームセンターと取り扱い状況は変わらないでしょう。
4.砕石会社
「砕石会社」とは、山から石を切り出して販売している、「石」のメーカーのことを指します。
様々なサイズの石を販売している点がメリットですが、個人に向けての販売を行っている所は少なく、あったとしてもトラックを利用した取引であることがほとんどです。
上記の3つの販売先と比べて価格が安価であることがメリットですが、一般の人が普段は立ち入らないような場所での取引になるため、安全面で注意が必要です。
□石に含まれる効果とは?
和風の日本庭園と洋風のロックガーデン、どちらの庭においても石は大きな存在感を放ちます。
それが、たとえたった1石であったとしても、庭の一部として据えることで、雰囲気を引き締める効果があるからです。
また、石を置くことは、植物が必要とする適度な保湿性を保つことを意味します。
石とは景観を作る上で効果的な役割を果たすだけでなく、植物が育つ環境の保護をする役割も担っているのです。
□ロックガーデンのメリット3つ
*土の温度の安定
大きな石を取り入れたロックガーデンは、土の温度を安定させる役割を果たします。
日中のうちに日光によって温められた石は、太陽が沈んだ後も温かさを保つため、土が必要以上に冷えることを防いでくれます。
逆に、暑い季節の日中では、夜の間に冷えた石が昼間の間に土の温度が必要以上に上がるのを防ぎます。
石は、土の温度を一定に保つうえで欠かせない存在であり、温度が一定に保たれることで植物の育ちやすい土となるのです。
*様々な植物が育つ場所として
ロックガーデンに設置される石は、土の温度を保つだけでなく、場所によって日陰を作ったり、日当たりの良い場所にしたりすることで、様々な種類の植物を育てられることに繋がります。
実際に、ロックガーデンによく取り入れられる、高山植物や多肉植物などがその例といえるでしょう。
通常の花壇と異なり、様々な植栽を行える点もロックガーデンの優れている点です。
*ロックガーデンは、小さなスペースからでも作業可能
大きな石を使うことから、広い土地が必要かのように感じられるロックガーデンですが、実は意外と小さいスペースで作れます。
石の大きさや植える植物の種類が制限されてしまいますが、コンパクトなスペースを利用して、箱庭のような空間を設計する方法もあります。
大きな石を置けるだけのスペースがなくて断念した方も、選ぶ石と植物を工夫すれば、簡単にロックガーデンを取り入れることが可能になるのです。
□ロックガーデンのデメリット3つ
*見た目の雑さ
ロックガーデンの一番のデメリットは、人によってその見え方が異なることです。
これには、見る人の価値観が影響していますが、「手を抜いて作られているダサい庭」のような印象を与えないためにも、日ごろの手入れが欠かせません。
*雑草の存在
ロックガーデンの管理の中で、最も大変なのが、雑草の存在です。
庭づくりを行った当初は見当たらなかった雑草も、月日が経つにつれて勝手に生えてきます。
場合によっては、自分で植えた植栽と混ざってしまい、処分して良いのかわからなくなる可能性もあります。
*石の入手先
最後のデメリットは、庭石の販売を行っている場所がまだまだ少ない点です。
前述したように、ホームセンターやネットショップなどで庭石の購入は可能です。
しかし、それは小さい石の話であって、ワンポイントとなるような石は出回りが多くはありません。
入手先を見つけたとしても、サイズや価格が希望とマッチしているとは限らないことから、満足のいく石を手に入れるのは難しいといえるでしょう。
【決定版】プロが教えるDIYガイド
① 砂利の必要量計算術
「砂利を買ってきたけど、足りなかった…」というのはDIYでよくある失敗です。そうならないために、正確な必要量を計算しましょう。
ステップ1:面積を計算する (㎡)
砂利を敷きたい場所の「縦の長さ(m) × 横の長さ(m)」を測ります。
例:縦5m、横2mの場所なら、5 × 2 = 10㎡
ステップ2:敷く厚みを決める (cm)
用途によって最適な厚みは異なります。
・人が歩く場所(庭、アプローチ):3~5cm
・駐車場:7~10cm
ステップ3:必要な袋数を計算する
専門家の経験則として、厚さ4cmで砂利を敷く場合、1㎡あたり60kg~80kgの砂利が必要になります。これを目安に計算します。
砂利の必要量 早見表 (1㎡あたり)
厚み | およその重量(kg) | 10kg袋の必要数 | 20kg袋の必要数 |
---|---|---|---|
3cm | 約45 kg | 4~5袋 | 2~3袋 |
4cm | 約60 kg | 6袋 | 3袋 |
5cm | 約75 kg | 7~8袋 | 4袋 |
8cm | 約120 kg | 12袋 | 6袋 |
10cm | 約150 kg | 15袋 | 7~8袋 |
注:この表はあくまで目安です。石の種類によって重さは異なります。購入する商品の袋に記載されている使用目安を必ず確認してください。
② 防草シートを使った正しい砂利の敷き方
雑草対策を万全にするなら、砂利の下に防草シートを敷くのが鉄則です。美しく長持ちさせるための、プロの施工手順を解説します。
1. 準備(整地が命!)
まず、敷く場所の雑草を根こそぎ取り除きます。尖った石や木の根も、シートを傷つける原因になるので完全に取り除きます。最後に、地面を平らにならし、足で踏み固めます。
2. 防草シートを敷く
シートを広げ、隙間ができないように敷き詰めます。シートを複数枚使う場合は、必ず10cm以上重ねてください。重ねた部分やシートの端は、専用の固定ピンを1m間隔で打ち込んで固定します。
3. 砂利を敷く
防草シートが完全に見えなくなるまで、計算した量の砂利を均等に広げます。レーキやトンボを使って表面を平らにならせば、プロのような美しい仕上がりになります。
【専門家が回答】砂利のデメリットと解決策Q&A
砂利には多くのメリットがありますが、いくつかのデメリットも存在します。しかし、ほとんどの問題には解決策があります。
Q1: 落ち葉の掃除が大変そう…
A: はい、ホウキでは掃除しにくいです。落ち葉には、砂利を吸い込みにくいブロワーを使うのが最も効率的です。白い砂利に付着した苔や黒ずみ汚れは、高圧洗浄機や専用の洗浄剤で落とせます。
Q2: 防草シートを敷いても、本当に雑草は生えないの?
A: 完璧ではありません。風で運ばれてきた土が砂利の上に溜まり、そこから雑草が生えることはあります。しかし、高品質な防草シートを正しく施工すれば、地面の下から雑草が突き抜けてくるのをほぼ防ぐことができます。
Q3: 歩きにくいし、ベビーカーや車椅子は無理ですよね?
A: その通りです。解決策として**「グラベルフィックスプロ」**のようなハニカム構造の**砂利固定材**を下に敷くと、砂利が固定されて非常に歩きやすくなります。または、人がよく通る通路だけは平板を敷くという方法もおすすめです。
Q4: 砂利が道路に飛び散ったり、だんだん減ったりしませんか?
A: はい、特に駐車場では起こりがちです。対策として、丸い玉砂利より、角張っていて互いに噛み合う砕石を選ぶと飛び散りにくくなります。駐車場には、前述の砂利固定材が最も効果的な解決策です。
Q5: 野良猫のトイレにされると聞きましたが…
A: 残念ながら、これはよくある問題です。猫が嫌がるような、粒が大きく角張ったゴツゴツした石を選ぶことが有効です。市販の猫よけ剤を併用するのも良いでしょう。
□まとめ
今回は、庭づくりの中からロックガーデンに焦点を当て、そこで使用する石やそのメリット・デメリットについてご紹介しました。
ロックガーデンといえば、大きな石と多肉植物のような印象が強いですが、それだけではありません。
ロックガーデンの最大のメリットは、決して広くないコンパクトなスペースでも、石と植物を選べば作れることです。
庭の広さやロックガーデンの規模が原因で庭づくりを保留していた方も、工夫を施してロックガーデンに挑戦してみてはいかがでしょうか。
ホームセンターで妥協する前に、見てほしい場所がある。
「どこに売ってるの?」の答えは見つかりましたね。次は「どこで最高の石と出会うか」です。日本中、世界中から集めた、ホームセンターでは出会えない石がここにあります。
▷ サンプル請求も可能。実物を見て、触って、確かめられます。
約8400m2ある石置場には、様々な色•大きさ•形の石を全国から集めて、展示しています。
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