初心者から学べるロックガーデンの作り方とそのポイント
自然の美を愛するDIY愛好家にとって、自宅の庭はただの空間ではありません。
それは、自己表現の場であり、創造性を発揮するキャンバスです。
特にロックガーデンは、その独特の魅力で多くの庭造り愛好家を魅了しています。
この記事では、ロックガーデンの基本から作り方、メンテナンスに至るまでの全体像を紐解き、お客様が自分だけのロックガーデンを実現するための手助けを目指します。
ロックガーデンを作りたいと考えられている方や、ガーデンスタイルの種類としてロックガーデンに興味のある方は、ぜひご覧ください。
□ロックガーデンとは
ロックガーデン、またはロッカリー・アルパインガーデンとも呼ばれるこの庭園スタイルは、自然石と植物の組み合わせによって野趣溢れる美しさを表現します。
その起源は古く、長い歴史を持つガーデンスタイルの1つと言っても過言ではありません。
現在では、タイ王国をはじめとする熱帯国でも人気を博しているロックガーデンの魅力は、その多様性にあります。
一般住宅の庭から公園のような大きい規模まで、さまざまな大きさやスタイルで表現できるのが、ロックガーデンの特徴です。
*定義と歴史
ロックガーデンは、傾斜地や斜面に自然石を配置し、石と石の隙間に植物を植え込むことで、自然の風景を再現する庭園スタイルです。
19世紀のイギリスで流行し、高山植物を用いてアルプスの風景を庭に再現する試みが始まりました。
*多様なデザイン性と美しさ
ロックガーデンの美しさは、自然石と植物の調和によって生まれます。
石の種類や配置、植物の選択によって、無限のデザインバリエーションが可能です。
自然の風景を模倣しつつも、個々の創造性を反映させられるのが、ロックガーデンの優れているポイントでしょう。
*国際的な人気
イギリス発祥のロックガーデンは、現在では世界中で愛されています。
特に熱帯地域では、地元の植物を用いた独自のスタイルが発展しており、国境を越えた普遍的な魅力を持っています。
□ロックガーデンの作り方と基本ステップ
ロックガーデンを作る魅力は、自然の美しさを自宅の庭に取り入れることにあります。
ここでは、ロックガーデンを作るための基本的なステップとして、作る場所の選び方から植物の植え付けまでの流れを解説します。
1.作る場所の選定
ロックガーデンの場所選びは、その成否を大きく左右します。
日当たりが良く、水はけの良い場所が理想的ですが、実際には庭の環境や空間に合わせて柔軟に選ぶことが重要です。
必ずしも決まった条件下で作らなければならないわけではなく、選ぶ植物によっては日陰や平坦な場所でも、工夫次第で魅力的なロックガーデンを作れます。
2.石の選択
石の種類によってガーデンの雰囲気は大きく変わってしまうため、ロックガーデンの主役とも言える石の選択は、慎重に行う必要があります。
ゴツゴツした石や丸い石など、多様な形状や質感からお客様の好みに合ったものを選びましょう。
また、石の大きさや重さも重要な要素です。
同じ大きさの石を並べるのも良いですが、あえて異なる大きさの物を組み合わせることで、自然なメリハリを演出できます。
3.植物の選定
ロックガーデンに植える植物は、その場所の日当たりや水はけを考慮して選びましょう。
石が隠れない程度の大きさの植物を選ぶことで、ロックガーデンの特徴を活かしたデザインが可能です。
また、開花時期や植物のスタイル(洋風や和風など)を考慮することで、統一感のある美しいガーデンを作り上げられます。
4.石の配置
石を配置する際は、自然に見えるように心がけましょう。
規則正しく配置するとどうしても不自然に見えてしまうため、ランダムに配置することがポイントです。
その際、石が安定しているかは確認し、安全に配慮することを忘れないようにしてください。
設置する場所が決まったら、植物を植えるスペースを考慮しながら、石を組み立てていきます。
5.土と肥料の準備
石組みが終わったら、植物を植えるスペースに土を入れます。
庭の土を利用する場合は、腐葉土や堆肥・肥料を混ぜて土壌を改良します。
水はけを好む植物には川砂やパーライトを、水を好む植物にはピートモスを混ぜるのがコツです。
市販の培養土を使用する場合は、草花用のものが適しています。
6.植物の植え付け
最後に、選んだ植物を植え付けます。
傾斜面に植える場合は、乾燥を好む植物を上部に、湿度を好む植物を下部に配置すると良いでしょう。
植物の特性や色、形を考慮しながらバランス良く配置し、植え付けます。
□ロックガーデンのデザインのポイント
ロックガーデンをデザインする際には、いくつかの重要なポイントがあります。
これらを意識することで、より美しく、魅力的なロックガーデンを作り上げられます。
*自然の風景を模倣する
ロックガーデンの魅力は、自然の風景を模倣することにあります。
山岳地帯や川辺など、自然界の風景を参考にしながら、石や植物を配置してみましょう。
自然に存在するようなランダムな配置を心がけることで、自然らしさを演出できます。
*石の種類と配置の工夫
石の種類や配置に工夫を凝らすことで、ロックガーデンの個性を際立たせられます。
大きな石をポイントとして配置し、周囲に小さな石を組み合わせることで、奥行きや立体感を出すことが可能です。
また、色や形の異なる石を組み合わせることで、視覚的な魅力を高める効果も持ち合わせています。
*植物の選択と配置
植物はロックガーデンの重要な要素です。
石の雰囲気や形に調和するような植物を選び、自然に溶け込むように配置します。
背丈の低い草花や多年草・地被植物などが適しています。
また、季節ごとに異なる表情を見せる植物を選ぶことで、1年中楽しめます。
*色彩と質感のバランス
ロックガーデンを作るには、色彩と質感のバランスを考慮することも重要です。
石の色と植物の色を調和させ、自然な美しさを引き出します。
また、石の質感と植物の質感が対照的であるほど、ガーデン全体の印象が際立つため、庭全体のイメージを考えつつ植物を選ぶと良いでしょう。
*メンテナンスのしやすさ
ロックガーデンは見た目の美しさだけでなく、メンテナンスのしやすさも重要です。
手入れが容易な植物を選び、石の配置も清掃や手入れをしやすいように考慮します。
長期的に美しい状態を保つためには、定期的なメンテナンスが不可欠です。
□ロックガーデンはメンテナンスが必要?
ロックガーデンの維持管理は、その美しさを長く保つために不可欠です。
多くの人が、ロックガーデンは手間がかからないと考えがちですが、実際には季節ごとの注意点や植物の特性に応じたケアが求められます。
1.気候への対応
ロックガーデンに選ばれる植物は、日当たりを好む種類が多いですが、夏の強い日差しや冬の厳しい寒さには注意が必要です。
例えば、夏の強い日差しによる「日焼け」対策として、適宜日陰を作ることや、冬の霜から守るために寒冷紗を使用するなど、季節に応じた対策をとることが求められます。
2.適切な水やり
ロックガーデンの植物は乾燥を好むものが多いため、過剰な水やりは避けるべきです。
ただし、長期間雨が降らない場合や、夏の長い日照時間では、適度な水やりが必要になります。
特に多肉植物の成長期には、適切な水分と栄養が成長を促進させるため、定期的な水やりが欠かせません。
3.肥料の管理
ロックガーデンの植物は痩せた土地に自生するものが多いため、肥料の必要量は少ないですが、春から秋の成長期には適度な化成肥料を与えることで、植物の健康を保てます。
□まとめ
他のガーデンスタイルに比べてメンテナンスがしやすいロックガーデンは、基本的に水やりのみで植物を育てられるのが特徴です。
ただし、庭に植える植物の種類や成長期に合わせて、メンテナンスの方法や期間を柔軟に対応することが求められる場合もあります。
今回ご紹介した、ロックガーデンの作り方・メンテナンスの方法を基に、お客様自身のこだわりを詰め込んだロックガーデンづくりをしてください。
当社では、ロックガーデンをはじめとする庭におすすめの庭石を取り扱っています。
ガーデンスタイルだけでなく、庭石について悩まれている方は、ぜひ一度お問い合わせください。
photo by @cactusplanet_official
約8400m2ある石置場には、様々な色•大きさ•形の石を全国から集めて、展示しています。
DIYで庭作りされる素人のお客さん•庭師•工務店•外構屋•インテリア•店舗•花屋•設計事務所等のお客さんが、石を使ったおしゃれな庭を作られています。
#揖斐川庭石センター
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