庭石に苔を簡単に付着させる方法とは?おすすめの種類もご紹介!
岩に苔が生えている様子にはどことなく神秘的な雰囲気を感じ、情緒ある佇まいに強く惹かれます。
そのような風景をご自宅のお庭に再現できれば、毎日その魅力を堪能できますよね。
そこで今回は、意外と簡単にできる庭石に苔を付着させる方法をご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
□庭石に苔を付着させる方法は?
庭石に苔を生やすということで、一見難しそうに感じますが、実は意外と簡単に付着させることができます。
なぜなら苔は胞子で増えていく植物であり、根っこや維管束を持たないからです。
2つの手法があるので、ご自身にできそうな方法を選んで行ってみてください。
必要な道具は以下の通りです。
・庭石
・モビロンバンド
・ハサミ
・ピンセット
・保存容器
・スポイト
苔を保存する容器はどんな物でも構いません。
保水ができるよう、土を入れたり、キッチンペーパーを入れたりしておいてください。
それでは早速、庭石に苔を付着させる方法をご紹介します。
*苔が付きやすい庭石を選ぶ
どんな庭石でも苔が付くかというと、そうでもありません。
苔は根を張り、動かないようにするため引っかかるところを探して生えてきますが、庭石の表面がツルツルしていては、固定できず、風や雨、振動で動いてしまう可能性が高いです。
庭石の表面にヒビが入って隙間があったり、窪んでいたり、そもそも、石の表面が細かい窪みでザラザラボコボコしている庭石は、苔の根が引っかかりやすいので、適しています
*庭石に茎を寝かせる
苔の株をほぐして、1株ごと庭石の上に並べていく方法です。
発芽してからの成長が最も早く、大きめの苔が芽吹くので、ダイナミックな苔を楽しみたいという方にはこの方法をおすすめします。
まずはスポイトに水を入れて、庭石を水で湿らせます。
濡らしておくことで、苔が安定しやすくなります。
次に、苔の株をほぐして、1株ごとに解体しましょう。
ほぐした苔は石の上に置いてください。
この時、成長後の苔の様子を想像して、バランス良く苔を配置すると、より自分好みの庭石に仕上がります。
置いただけでは簡単に苔が取れてしまうので、モビロンバンドでしっかりと庭石と苔を密着させましょう。
茎が浮いていると上手く付着しませんから、苔全体が密着するようモビロンバンドを追加してください。
ここまでできたら完成です。
このまま1ヶ月ほど、適度にお水をあげつつ保管しておくと芽が生えてきます。
*庭石に刻んだ苔を蒔く
苔の株の先端部分を刻んで、庭石の上に苔を蒔く方法です。
きめの細かな小さな株を付着させることになるので、繊細で整った苔を楽しめます。
ただ、茎を寝かせる方法よりも成長に時間がかかってしまいます。
まずは先ほどの方法と同じように、庭石を水で湿らせます。
次に、苔を刻んでいきましょう。
はじめは株の緑の部分を刻んでいきますが、先端であるほど細かな芽がたくさん出やすくなるので、先端部分を刻むのがおすすめです。
あとはランダムに刻んでいきます。
細かく刻みたい場合には、乾燥している苔の方がやりやすいです。
苔を刻めたら、ピンセットで苔を庭石に置いていきます。
細かい作業なので、ライトで照らしながらやると良いかもしれません。
そして、置いた苔はモビロンバンドで固定します。
細かく刻んでいるのでやりにくいですが、苔全体が庭石に満遍なく密着できるように心がけてください。
これで完成です。
□あなたのお好みはどれ?おすすめの苔をご紹介!
1つ目は、スギゴケです。
お寺や和風のお庭で見かける苔は、スギゴケであることがほとんどです。
杉のような見た目の葉と茎の形状を持っており、ボリュームがあります。
日当たりが大好きで、流通量も申し分ないですが、育てるには湿度を一定に保つなどの工夫が必要です。
2つ目は、スナゴケです。
星のような可愛らしい見た目の葉を持ち、苔の中でも明るい黄緑色をしています。
どのような環境でも耐えられる丈夫な苔なので、初心者の方でも育てやすい苔です。
苔の種類に迷っているのであれば、スナゴケを選べば間違いありません。
3つ目は、カモジゴケです。
狐やたぬきなどの尻尾のような、細くてふさふさとした葉っぱを持ちます。
乾燥や夏の暑さ、積雪に強く、非常に丈夫な苔です。
乾燥すると葉っぱが鎌のような形になるのが面白いですよ。
4つ目は、ハイゴケです。
苔玉やテラリウム、盆栽などでよく植えられているのがこのハイゴケで、地を這うように横に広がりながら成長します。
日当たりが良いのを好みますが、直射日光は苦手という少し難しい性格を持っています。
毎日霧吹きで水を与える必要があるので、毎日苔を愛でたいという方におすすめです。
□おすすめの庭石をご紹介!
浅間石
この石は、日陰で湿度があれば、勝手に苔が付いてくる石です。細かい気泡が石の内部にもあり、水分が内部に留めることができるので、苔にはもってこいの環境になります。
浅間石(100-200mm)<価格,サイズ,色>|庭ガーデニングの粋でおしゃれな石の専門店・揖斐川庭石センター
浅間山付近で採れる、火山岩の石です。色は、濃い黒(写真では、砂ホコリがついているところもあります)で、形状も、特に大きい方は、水彫れのような凹みが多く見られ、見ていても面白いです。そして、最大の特徴は、とにかく「軽い」。 …
□もしこんなトラブルが起きたら?
庭石に苔を付着させ、苔庭を楽しんでいても、ある日トラブルが起こってしまうことも少なくありません。
例えば、苔を生やした庭石を踏んでしまったり、転がしてしまったりした場合、もう苔はダメになってしまったのではないかと心配になりますよね。
軽い衝撃であれば問題ありませんが、種類や乾燥具合によっては跡がついてしまうかもしれません。
苔が減ってしまっても、先ほど紹介した方法のように増やせば良いので、そこまで心配しなくても大丈夫ですよ。
苔はジメジメとした環境を好む種類が多いので、場所によっては害虫が発生することもあります。
その場合は捕まえて取り除いたり、専用の駆除アイテムで退治したりして、なるべく害虫の数を減らしましょう。
苔の上に落ち葉などのゴミが溜まることもあります。
少なければ手で取り除けば良いですが、多い場合には時間も手間もかかりますよね。
そういった場合には、掃除機のような吸い込めるアイテムを活用するのがおすすめです。
吸い口がゴム素材のものだと、苔を傷めることもありません。
□まとめ
今回は、庭石を苔に付着させる方法をご紹介しました。
茎を寝かせる方法や刻んで蒔く方法があるので、この記事を参考にしながらやってみてください。
素敵な庭づくりができると良いですね。
line(ライン)を使われてる方は、ぜひ、弊社の公式LINE@に「友だち登録」して、気楽に問い合わせしてみてください。
・スマホ、ケータイを使って、いつでもどこでも周りを気にせず、リアルタイムで1:1の問い合わせのやり取りができる。
・問い合わせで文字では説明しにくい時は、スマホ、ケータイで撮った現場や庭、家の画像を送ることができるので、スムーズにやり取りできる。
・弊社の商品や施工事例、日々の出来事などの情報がタイムラインで見られる。
よろしければ、「友だち追加」をタップ・クリックか、QRコードを読み込んでください。↓
通常のメールフォームでのお問い合わせはこちら↓
お問い合わせ
→http://www.niwaishi.co.jp/contact/index.html
揖斐川庭石センター(本家ウェブサイト)
→http://www.niwaishi.co.jp/
Facebook(日々雑感と、ほぼ毎日、仕事ぶりを更新)
→https://www.facebook.com/garden.exterior
instagram (写真日記と、ほぼ毎日、仕事ぶりを更新)
→https://instagram.com/hirokun408
Facebook page(ほぼ毎日、仕事ぶりを更新)
→https://www.facebook.com/hirokun408
LINE@(LINEをお使いの方はこちら。ほぼ毎日、お仕事ぶりを更新)
→https://line.me/R/ti/p/%40niwaishi
Twitter(どうでもいいつぶやきと、ほぼ毎日、お仕事ぶりを更新)
→https://www.twitter.com/hirokun_408
youtube(blogより多くの静止画像と動画をまとめた内容です。ほぼ毎日更新)
→https://m.youtube.com/channel/UC1qkLrTWHPFkr8GHDZltIUA?sub_confirmation=1
最近のコメント