役石をご存じですか?岐阜で庭づくりをしたい方へ種類ごとに紹介します
みなさんは、役石をご存知ですか。
普段の生活で役石という言葉を聞く機会は非常に少ないと思います。
役石とは日本庭園における飛び石や石組みのことで、要所に特別な機能を持たせる役割があります。
今回は、役石である沓脱石、飛び石、水鉢の使われ方について説明します。
□沓脱石(くつぬぎいし)とは
沓脱石は日本で古くから使われており、純和風の住まいの縁側でよく見られることが多いでしょう。
沓脱石とは、靴などの履物を脱ぐ石で、主に庭と住まいの境界を明確にするために用いられています。
沓脱石は、室内から外を眺めるときに、一番最初に目に入る石です。
そのため、庭を眺めるときは沓脱石は前景になっているとも言えますね。
このような美術的な観点から、コンセプトを持たせて沓脱石を設置することもあります。
沓脱石に使われている石の種類には鞍馬石や本御影石、桜みかげなどさまざまなものがあります。
沓脱石といっても、いろいろな種類と材質のものがあり、それぞれ重さや硬さなどが異なるため、一度実物を見てから購入することをおすすめします。
業者によっては特定の石しか扱っていないこともあるので、事前に調べておく必要があるでしょう。
沓脱石には、さまざまな種類の石が使われるのですね。
次に、沓脱石を選ぶときに注意すると良いポイントについて紹介します。
ただし、全てのポイントを満たす石を見つけることは難しいかもしれません。
優先順位を付けて、自分の満足のいく石を見つけてみてください。
沓脱石を探す際にまず考えることは、1つの石で成り立つ大きさのものを選ぶことです。
複数個の石で構成してしまうと、靴を脱ぐ際に不安定に感じることがあるので、避けた方が良いでしょう。
沓脱石を1つの石で構成するべきと説明しましたが、大きいものが必ずしも良いというわけではありません。
沓脱石が1つの石で構成されていることと、住まいのデザインに合うことを意識して選ぶと良いでしょう。
次に、石の上面ができるだけ平らなものを探すことです。
平らでないと、靴を脱ぐ際に足場が不安定になってしまいますね。
また、石質が硬く、肉厚があり根張りがあるものを選ぶと良いでしょう。
石質が硬いものは、靴を脱ぐ際に安定性が増します。
根張りがあるものは、沓脱石が転倒する心配がなくなります。
よく見てみると、石にも品格のあるものがあることが分かります。
品格は特に、色調に表れます。
美術的な観点から沓脱石を設置したいと考えている方は、ぜひ石の色調にも注目してみてください。
石には、さまざまな形のものがあります。
沓脱石には、正円形、三角形、真四角の石は避けたほうが良いとされています。
このような形の石は主張が激しくて、景観的には優れないのかもしれませんね。
沓脱石には、自然石と加工切石があります。
どちらにも、メリットとデメリットがあるため一概にどちらかをおすすめはできません。
さまざまな条件を考慮した上で、石の種類を決める必要があります。
自分の庭にどのタイプの石が合っているかは、なかなか判断が難しいと思いますので、気軽に業者の方に相談すると良いでしょう。
自然石も加工切石も、メリットが最大限に活きる形で使いたいですね。
沓脱石の選び方を説明しましたが、一番重要視したいのは、やはり履物を脱ぐときの安定性です。
履物を脱ぐときに足場がグラグラしていたら、沓脱石が本来の役割を果たせなくなってしまいますね。
沓脱石を選ぶ際には奇抜なものを選ぶのではなく、安定しているものを選ぶと失敗することは少ないでしょう。
□飛び石の置かれる理由について
日本は昔から雨が多かったため、地面は頻繁にぬかるんでしまいます。
そこで、履物を汚さないために考えられたのが、飛び石です。
飛び石を足場とすることで、履物が直接土の地面に触れることなく、庭を歩けますね。
飛び石はとても歴史が古く、安土桃山時代には茶室の露地に、江戸時代には日本庭園に用いられていました。
飛び石には、庭を歩く人を誘導する効果があります。
人は飛び石の上を歩くため、飛び石の配置によって人の視線を誘導できますね。
庭の景観にこだわりのある方は、ぜひ飛び石の配置にもこだわって、庭を楽しむ順路をデザインしてみてください。
飛び石には、平らな石が用いられます。
半分は地中に埋めて、地面より数センチメートル高い位置に、石が顔をのぞくようして設置されます。
また、飛び石は和服を着た人が歩くときの歩幅を想定して設置されています。
そのため、私たちがいつも通りの歩幅で歩くと、少し窮屈に感じられるかもしれません。
飛び石の置き方には、さまざまな方法があります。
ぜひ、お住まいの庭園に合わせて、飛び石の置き方を考えてみてください。
□水鉢(みずはち)について
みなさんは、水鉢をご存知ですか。
水鉢はもともと、神社や寺で身を清めるときに使われていました。
普段あまり馴染みのないものかもしれませんが、ここでは、庭に水鉢を用いる際の事例を紹介します。
水鉢を庭で使うことによって、和風な雰囲気が出ることは想像できますね。
水鉢に水が張っていると、それだけで涼しげな趣のある雰囲気が演出できるでしょう。
水鉢の使い方を清めるものと決めつけずに、自分流にアレンジしてみても良いですね。
例えば、水鉢の中で金魚やメダカを飼ったり、水草を浮かべてみたりしてはいかがでしょうか。
□まとめ
今回は役石である沓脱石、飛び石、水鉢の使われ方について説明しました。
普段役石に馴染みのない方も、今回の記事で興味を持っていただけたら幸いです。
岐阜県にお住まいで、庭に役石を配置することを検討している方はぜひ参考にしてみてください。
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