自宅に枯山水の坪庭をつくる！その作り方をご紹介します！

「風格ある枯山水の坪庭の作り方を知りたい。」

「自宅の庭をくつろげる空間にしたい。」

そう思う方も多いのではないのでしょうか。

日本庭園は、ただ見ているだけで「侘び」「寂び」を感じさせ、気持ちが落ち着きますよね。
そこで今回は、日本庭園のひとつである枯山水の作り方をご紹介します。

枯山水はスペースが少なくても、お金をかけなくても作ることができます。ぜひご参考ください。

枯山水の庭。竹垣やつくばいなどのアイテムを使っています

□坪庭と枯山水って何？

＊坪庭

坪庭とは、建物の間や中に造られた小規模の和風庭園のことです。
中庭や玄関の脇によく造ら、オブジェクトに草花や飛び石などが配置します。
自宅の小規模なスペースに自然を再現でき、見ていて人々の心を癒してくれます。

坪庭

＊枯山水

枯山水とは、水を用いず石や砂利、地形の高低で山水を表現した庭園のことです。

池などによって直接的に山水を表現することはしません。
石や砂利を用いて山水を表現します。
例えば、白い砂利を敷いて、水面を表したり、庭に橋を架ければ、その下は水となるのです。

石の表面の模様で水の流れを表現することもあり、表現方法は様々です。
その庭園にはどんな意味があり、何を表現しているのか、石や砂の一つ一つは何を表現しているのか、自分で想像を膨らませながら、その時を楽しみます。

枯山水

□自宅の庭を枯山水の坪庭にするには？その作り方

＊場所を決める

植物を植えるため、日当たり・風通しの良い場所を選びましょう。
狭くても、雄大な山水を表現できます。

普通の住宅に枯山水

＊砂利を敷く

砂利を敷く前にまず、防草シートを敷きます。
せっかくの枯山水も雑草が生えていたら台無しです。
シートを敷き、その上に砂利を敷き詰めましょう。

砂利は水を表すため、白っぽい砂利を使います。
川の流れの如く砂利を置き、山水の雰囲気を高めましょう。

白川砂利の四分と五分を比べる

＊オブジェクトを置く

山や石、植物で高さを作り、山を表現します。
置き方に決まりはありません。
自分の思う山をイメージして配置しましょう。

庭師さんが庭石を積み込んでいます

また、自宅の出入口から庭に出たところには、沓脱石（くつぬぎいし）がよく置かれます。
沓脱石は履物を脱いだり履いたりする大きい石です。
沓脱石垣を置いておくと、座ってゆっくり枯山水を楽しめます。

さらに、庭を通過する経路には、丸い飛び石などを配置すると良いでしょう。
配置することで、ゆっくり歩きながら枯山水を楽しめます。

最後に、庭のシンボルとなる樹木を一本植えましょう。
樹は庭の雰囲気を象徴するので、自分の庭のイメージに合わせたお気に入りのものを選んでください。

仕上げに砂紋を描き、枯山水の雰囲気を。

□まとめ

今回は、自宅での枯山水の坪庭の作り方をご紹介しました。
業者に頼めば50万円する枯山水の坪庭づくりも、自分ですれば5万円から作れます。

当社のホームページでは様々な枯山水の坪庭の例をご紹介しています。
ぜひご覧になって、参考にしてください。