ロックガーデンは和風でも洋風でも楽しめる!作り方やメンテナンス法を紹介!
自然の中にいるような癒しの空間を自宅の庭に作りたいと考えている方は多いでしょう。
そんな方におすすめなのが、ロックガーデンです。
ロックガーデンは、岩や砂利を使って自然な風景を再現したガーデンスタイルで、植物の緑と岩のコントラストが美しい庭を作ることができます。
また、和風テイストを取り入れることで、日本独特の趣のある庭園を演出することも可能です。
本記事では、ロックガーデンの基本的な作り方や、おすすめの植物選びのポイントを紹介します。
DIYで手軽にできるロックガーデンで、自宅の庭を個性的な空間に変えてみませんか。
□ロックガーデンのデザインの種類とは?
ロックガーデンは、岩石と植物を組み合わせて自然風の景観を作り出すガーデンスタイルです。
基本の作り方は、ランダムに配置した岩の間に、植木鉢を使わずに直接植物を植えていくというシンプルなものです。
使用する植物やガーデンアイテムの選び方次第で、様々なデザインのロックガーデンを作ることができます。
1:和風ロックガーデン
和風の住宅と相性抜群なのが、日本の伝統的な庭園スタイルを取り入れたロックガーデンです。
自然石を使ってせせらぎ風に組み上げたり、玉砂利を敷き詰めたりして和のテイストを演出します。
グランドカバーとしてコケを敷き詰め、下草や低木、背の高い木を組み合わせれば奥行きのある庭に仕上がります。
坪庭など、狭いスペースにもおすすめのデザインです。
2:和モダンロックガーデン
洋風と和風のエッセンスを絶妙にミックスした和モダンスタイルも人気です。
毎年の剪定が不要なローメンテナンス植物を選んだり、シックなカラーのフェンスを合わせたりするだけで、モダンな雰囲気がぐっと高まります。
植物の緑と、ホワイトやブラックなどモノトーンカラーの人工物の対比が洗練された印象を与えてくれるのが魅力。
花の色数を抑えめにして、シンプルなオーナメントを使うとまとまりの良い庭になります。
3:洋風ロックガーデン
ヨーロッパの高山植物園をルーツに持つロックガーデンは、洋風テイストも得意です。
南国リゾート風は、サンゴ調の石とブラシの木やドラセナなどの植栽でまとめるのがおすすめ。
足元にはオーナメントを飾って、にぎやかなイメージに。
一方、ドライガーデン風なら多肉植物を中心に構成すれば、乾燥地帯を思わせるスタイリッシュな景観が完成します。
日当たりと水はけの良い場所を選んで、2週間に1度程度の水やりでOKなので、忙しい方にぴったり。
ロックガーデンはデザインの引き出しが豊富なので、思い描く理想の庭のイメージに合わせてアレンジを楽しんでみてください。
□ロックガーデンの作り方
魅力的なロックガーデンを作るには、いくつかのポイントを抑えておく必要があります。
和風のロックガーデンを例に、具体的な作り方を見ていきましょう。
1:場所選びと下準備
ロックガーデンを作るのに適した場所は、日当たりと水はけが良く、できれば傾斜のある場所です。
平地に作る場合は、土を盛り上げるなどして高低差を付けましょう。
石組みの下地づくりのために、砕石を10cmほど敷き詰めておくのもポイント。
防草シートを敷いておけば、雑草対策にもなります。
2:石選びと配置
ロックガーデンの主役となる石は、自然な風合いで色や形に変化のあるものを選ぶのが基本。
配置は、大小の石をバランス良く組み合わせ、飛び石風に自然な感じで並べていきます。
高さを変えたり傾斜を付けたりして、メリハリを付けるのも重要です。
石と石の間に適度な隙間を作り、そこに植物を植え込む「ポケット」を作るのを忘れずに。
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3:植栽の植え方
ポケットの部分に、適度な大きさと深さの植え穴を掘って、植物を植えていきます。
この時、根が十分伸びる深さを確保することがカギ。
植物は、和風の趣が感じられるものを選ぶのがおすすめです。
ヒメシャラやヤブコウジなどの低木、スイセンやスミレなどの下草、シダ植物など、様々な植物を組み合わせてみてください。
4:土と肥料の入れ方
用土は水はけの良いものを選び、鉢底石の代わりに軽石やパーライトを混ぜ込むと水持ちもアップします。
肥料は、ゆっくり効く緩効性のものを控えめにあたえるのがおすすめです。
植え付け後は、たっぷりと水やりをして完成です。
日当たりと植物の相性、石の配置バランス、土と肥料選びです。
ロックガーデン作りのポイントを抑えて、自分好みの和の庭を目指してみてください。
□ロックガーデンにおすすめの植物を和風と洋風で紹介!
ロックガーデンに植える植物選びは、ガーデンの雰囲気づくりに欠かせないポイントです。
和風と洋風、それぞれの魅力を引き出してくれる植物をご紹介しましょう。
1:和風ロックガーデンの植栽
日本の伝統的な庭園を思わせるロックガーデンには、風情ある和風植物がマッチします。
・ヒメシャラ
繊細な葉が美しい低木。
秋には紅葉も楽しめます。
・ジンチョウゲ
清楚な白い花を咲かせる低木。
切り花としても人気です。
・ヤブコウジ
幹の模様が美しい常緑低木。
グランドカバーにもおすすめです。
・スイセン
初春に可憐な花を咲かせる球根植物。
石組みにぴったりです。
・シダ植物
下草としても使える丈夫な植物。
自然風の庭づくりに欠かせません。
和風植物をバランス良く配置することで、趣のある雰囲気に仕上げられます。
2:洋風ロックガーデンの植栽
一方、洋風ロックガーデンには、華やかな草花がよく合います。
・イベリス
純白の花を群生させる多年草。
石組みの隙間からこぼれるように咲かせるのが素敵でしょう。
・ラベンダー
香りと見た目を兼ね備えた人気のハーブ。
リゾート風の演出にぴったりです。
・セダム
乾燥に強い多肉植物。
グランドカバーとして植栽すれば圧倒的な存在感を放ちます。
・ゼラニウム
鮮やかな花色が印象的なベランダ植物の定番。
長く楽しめるのも魅力です。
・ビオラ
冬から春にかけて次々と花を咲かせる早咲きの植物。
寄せ植えにもおすすめです。
色とりどりの洋風植物を組み合わせれば、明るく華やかなロックガーデンが完成します。
ガーデンのイメージに合わせて植物をチョイスすることで、お気に入りの空間づくりが叶うはず。
様々な植物の組み合わせを試して、自分好みのロックガーデンを見つけてみてください。
□ロックガーデンのメンテナンス方法とは?
美しいロックガーデンを保つには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
植物の特性に合わせた世話の仕方をマスターすることが大切です。
1:水やりのタイミング
ロックガーデンの植物の多くは乾燥を好むタイプですが、真夏の直射日光や長雨には要注意。
土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えるのが基本です。
特に多肉植物は、生長期には水を切らさないよう気を付けましょう。
一方で、冬は水やりを控えめにするのがポイントです。
霜対策のために、防寒シートをかぶせるなどの工夫も必要です。
2:肥料の与え方
痩せ地に自生する植物が多いロックガーデンでは、肥料は最小限で十分です。
春から秋にかけての生育期に、緩効性の化成肥料を少量与える程度でOKです。
植物の種類や生長状況を見ながら、調整していくことが大切です。
与えすぎは植物の負担になるので注意しましょう。
3:植物の手入れ
ロックガーデンの植物は、基本的に自然樹形を生かすのがベストです。
込み合ってきたら、適宜剪定して風通しを良くしましょう。
また、枯れ葉や枯れ枝は取り除いて、清潔に保つことも重要です。
植え付け後2、3年は株分けで増やせるものが多いので、適度に株分けしながらメンテナンスしていきましょう。
4:石組みのお手入れ
植物だけでなく、石組みのメンテナンスにも気を配りましょう。
隙間に落ち葉や土が溜まったら取り除いて、見た目をキレイに保つことが大切です。
苔が生えてきたら、デザインに合わせて活用するのもおすすめです。
石を洗ったり、砂利を足したりするなど、状態を見ながら手入れしていきましょう。
日頃の世話を丁寧に行うことで、いつまでも美しいロックガーデンが保てます。
植物に合わせた水やりと肥料、こまめな手入れを心がけて、自慢のガーデンを育ててくださいね。
□まとめ
ロックガーデンは、自然石と植物を使って、味わい深い景観を生み出すガーデンスタイルです。
岩を配置するだけでなく、植物選びからデザインまで、自分流にアレンジできるのが魅力でしょう。
和風テイストを取り入れれば、趣のある日本庭園風になります。
一方、洋風植物をふんだんに使えば、華やかでカラフルな空間が生まれます。
植物の特性をよく理解して、日当たりや水はけに適した場所に石組みを作るのがポイントです。
そして、風情ある植栽を組み合わせれば、贅沢でオリジナリティ溢れるロックガーデンのできあがりです。
季節に合わせた水やりや肥料、植物の手入れを丁寧に行うことで、美しい景観をキープできます。
自分好みにデザインしたロックガーデンで、心癒される時間を過ごしてみませんか。
工夫次第で、狭い庭でも魅力的な空間が実現します。
ぜひチャレンジしてみてくださいね。
約8400m2ある石置場には、様々な色•大きさ•形の石を全国から集めて、展示しています。
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