知らなかった!割栗石の歴史と現代の利用方法

宮川公一

宮川 公一(みやがわ ひろいち) 株式会社揖斐川庭石センター 代表取締役社長(三代目) ●岐阜県揖斐川町で創業60余年、「揖斐川庭石センター」の三代目社長です。●幼い頃から石に囲まれて育ち、その魅力に惹かれて家業を継ぎました。●2500坪の広大な展示場には、DIYからプロの造園まで叶える個性豊かな石が日本全国から集結!造園・土木関連の資格も多数保有し、お客様の理想の庭づくりをサポートしています。●ブログやSNSでは、石選びや庭づくりのヒントを発信中。LINEでの気軽なご相談も大歓迎です! ▼石と共に歩んだ道のり、庭づくりへの想いはこちら→ https://www.niwaishi.co.jp/blog/profile-page/

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1件の返信

  1. 小鹿徹 より:

    「栗石」とは、その大きさにある様な小さいかサイズにのみ使われるとみなしてますが、実は他にも用途はあって、「丸み」が基本的な特徴を表しますが、ここで紹介されてる定義はあくまでも近世的な解釈が問題を呈してます。その利用用途が城郭の基礎材として挙げられてますが、それは稚拙すぎます。特に館や城郭、或いは城の役割をもつ仏閣での「庭園技法」に関係することを見逃してるようです。その役目とは何かといえば、出入りができる敵方の侵入を門や裏門に限定されると言えるのかという点にあっては、その屋敷や城、仏閣の『庭』からの侵入も当たり前に考えられていたことを見逃してはなりません。その際に騎馬での侵入と徒士武者による侵入を防ぐ為に庭の中に2メートルから1メートルサイズの『栗石』が置かれます、つまり、庭を横切る際に真っ直ぐに突入進行できないように設置される。また、馬首を、踵を返す事ができないようにして置かれます。馬の体をねじれない、捩ることが不可能なのですね、これがですね、そのあぐねてる好きに槍や弓で急襲される、いわゆる防備対策で使う工夫に置き石として丸い石が使われる。また、その敵方の急襲は夜間に行われる為に『栗石』は真黒なものが選ばれます。新月などの闇夜にあっての急襲の際にその黒色が敵兵の目には確認が難くて防備する方には大いに役立つ。実際に900年ほど昔からある屋敷の庭石の配置図が当家には残されてます。また、『栗石』の名も記されてます。現在その庭は廃棄されていて現物は残ってませんが屋敷図はあります。真っ黒なので何処が産地なのか不明です。その古式の庭での『栗石』の利用がある事をお伝えします。

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