ブロック塀について
大阪府北部地震と名付けられた、2018年6月18日早朝に日本の大阪府北部を震源とした今回の地震。
最初の頃は、被害者がないということ情報でしたが、時間が経つにつれて、被害を受けた方々がニュースになって、その中の一人が、高さ3mもあるブロック塀が倒壊して、その下敷きになってお亡くなりになったそうです。
大阪震度6弱:死亡女児の学校で集会「笑顔すてきでした」 | 毎日新聞
学校でのあいさつ運動のため、少し早く家を出たあの朝--。雨の日も風の日も続けた児童の見守り活動に向かったあの朝--。大阪府北部の地震でブロック塀の下敷きになって犠牲になった女児と男性の葬儀が21日、府内でそれぞれ営まれた。女児の通う小学校では全校集会もあった。参列者や児童らはあまりにも突然の死を悼
そのブロック塀は、建築基準法で定める基準を遥かに超えた高さで積んであり、その違法性が問題視されてます。
私が現場で見てきたブロック塀
私も、庭を作ったり壊したりしているので、いろんなお宅のブロック塀を見ているのですが
築年数が古い家ほど、比例して、
「これ、絶対倒れるわ」
という塀をよく見かけます。
ぐらついてるわ、控え壁がないわ、鉄筋がはいっていないわ・・・
庭の解体で、ブロック塀も壊すこともあるのですが、実際に壊していると、ちょっと重機で動かしただけで
バッターン
と全体が倒れてきてしまうことがありました。よくもまあ、今まで保っていたなあ。
もう、これは、ほかって置いたら、罪に問われてもおかしくないですよね。
今、建築屋さんやエクステリア屋さんなどが、ブロック診断士に見てもらい、すぐに点検しましょうって言ってますが、
経験上、古いブロック塀(20年以上)で4段以上あれば、見てもらうも何も、もう、撤去するレベルですよ。
今後の塀はどうしたらいい?
じゃあ、今後は、建築基準法に沿ったブロック塀を作ればいいのか?
そもそも、地震の多い日本で背の高いブロック積むことがどうかな?って思います。
必要な所はどうしてもあると思いますが、特に住宅なんかは、2、3段積むか、石積みして、目隠しに植栽なり軽量なアルミフェンスなりで被害が拡大しないようにすればよし。
わざわざ、背丈ほどのブロック積む必要は全くないんじゃないでしょうか。
建築基準法を順守する云々で無駄な時間や金を使う必要がなくなるし。
このブログを書いてる最中に、知り合いの高齢左官屋さんから、自宅の古いブロック塀がかなりやばい状況なので、撤去してくれと依頼がありました。
自分が加害者にならないようにするためにも、こういった取り組みをされることをおすすめします。
喉元過ぎれば熱さ忘れる
てなことにならないように。
https://www.niwaishi.co.jp/blog/wp/20170802/
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