依頼主の奥様から「石が好きなので、石を使って京都の庭のような感じにして欲しい」とのご要望をいただきました。
私が一人で設計施工した初めての現場でもあり、それまで親方の袂で培ってきた作庭ノウハウを遺憾なく発揮して挑みました。
枯れ流れ石組は、川の上流でみられるような険しい石の姿をイメージしました。石は、奥様と一緒に選んで、 四国産の「伊予青石」を使いました。
作り始めた時は、責任感、緊張感を共に感じていましたが、 いざ作り始めると、迷いなく進めることができ、何よりも楽しく作庭ができた思い出深い庭です。